◾︎5月3日は秋山徹次さんと永田健太郎さんのソロ、そしてデュオを観に、東北沢に在るOTOOTOへ行ってきました。

駅からOTOOTOまでの道程をGoogleマップに頼り…もうここら辺のはず…
暫し一人ウロウロしていたら小さな看板を発見しホッとするも、入り口がわからない…

またしてもウロウロしていたら向かいから歩いてきた女性が見るからに何らかの表現者っぽいので、その方の背後をついていけばもしや?と行く先を見つめていたらビンゴ。(のちに、やはり音楽をなさってる方だと判明)

入りますか?とドアを開けておいてくださった。ありがとうございます。そんな優しさに沁みながら、ふと右側に目をやると確かにOTOOTOのマークがある。

地下へ降りていき、ドアを押し開くと、そこでは微笑んだお店の方が出迎えてくれて、とても安心した。

奥には永田さんがいらして、
まずは会釈を交わす。

秋山さんのことは事前にネットで情報を少し調べておいたので、この方がそうなのだなと存在感で直ぐにわかりました。

永田さんはドミューン会場やブエナで何度かお会いしたことがあったし、

現代ノイズ進化論主宰のZoo tapes佐々木さんと、straytoneの朝日さんによる電子書籍レコメンドマガジン1に紹介されておりますが、演奏を拝見するのは今回が初めてだったので、楽しみでした。

(ちなみにご縁があり、私はレコメンドマガジン 2 の方にゲストライターで参加させて頂いております◎)


◾︎さて、本題の演奏についての感想なのですが…初心者の耳で聴きに行ってしまいましたので、これがまた言葉に表すことが非常に難しい!

ですが、あのように間近で即興音楽というジャンルに触れたのは初めてだったし、嬉しかった。

永田さんはなんとギターの弦に菜箸などの調理器具を挟んだり、当て、押しつけて音を出していたり。

聞くところによると奏者によっては泡立て器を使用する人もいるのだとか。

なんて幅が広いのだろうか?
決め事によらず、音を出す、行為。
それを表現する奏者。

体全体が音と一体化しているかのように連動しておりました。

秋山さんの演奏はというと、民族音楽要素的なものを勝手に感じ取れた気がしたし、広く、深い音を、感じた。

私の語彙力と感性ではこれぐらいしか言えないのが口惜しい。凄く格好良かった。

◾︎…暫し休憩を挟み、
永田さんと秋山さんのデュオは、迫力さを増して、凄かったです。

即興の、連携、。

焼き付けようとジッと聴いていました。

"最初から難解だ、と思って聴くのはよそう。そうすると耳が閉じてしまう。それは勿体無いではないか。
だから兎に角は己が感じたまま音に身を委ねていよう。"

そう思って挑んだのだが、当たり前だけど私の感性では到底うまく言葉になどできるはずもなく…。
でも、気持ち良く聴けたと思う。

回数を重ねて、今より少しでも即興音楽をより聴ける耳に成りたいなと思った夜となったことは確かでした。

印象に残っているのは、秋山徹次さんが仰っていた"聴く側にも聴く技術が必要…"というような言葉でした。
(前後や言い回しはうろ覚えです)

非常に納得でした。
私も、聴く技術が欲しいと、
強く思っていたから。


◾︎最後にOTOOTOという場所はとても良い感じに迎えてくださり、最初から最後まで温かなおもてなし。

居心地も良かったので、演奏中、より音に集中して聴いていられました。

知ってる方は既に知っていると思いますが、去年オープンなさったそうで。
即興音楽、現代音楽が好きな方、興味がある方は是非ともオススメしたい素敵な地下空間です。

入り口を見つけるまでも、まるですこし探検のようで、やっと辿り着いた喜びをも感じられて楽しかったです。

経験と刺激に感謝。
また機会を見つけて足を運びたいと思いました◎


ー完ー


OTOOTO
▶︎ http://www.otooto.jp/

秋山徹次 氏
▶︎ http://www.japanimprov.com/takiyama/takiyamaj/

永田健太郎 氏
▶︎ http://kentaronagata.jp/

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